1) ピアノの練習量はどれくらい必要でしょうか?

ピアノの練習時間については、大変気になるところだと思います。

習い始めてからの年月、環境、体格等さまざまな条件により、どれくらいの時間練習すればよいか違いますから、即答は出来ませんので、おおよその目安をお伝えします。

ビギナー、特に年少のお子さんの場合は、数分〜10分 1日2〜3回を目標にするとよいと思います。特に年少のお子さんは集中力の持続、慣れない指の形の維持が難しいため、1回の練習時間が数分間くらいがちょうどよいと思われます。

習い始めで注意することは、最初の2ヶ月ほどは、内容が簡単なので練習をしなくても弾けるのですが、その後だんだん難しくなり練習をしなくては上達しなくなるという点です。この最初の山を越えるには、習い始めから日課としてピアノに触れる習慣を付けておくことが大切です。

その習慣をつけるために、1日2〜3回食事の前または後に練習時間を決めておくなど、生活のリズムの中にとりいれるとよいでしょう。練習というよりピアノに触れる、“ピアノと友達になる”感じで始められるといいと思います。

お子さんを習わせる場合、親御さんにお願いしたいのは、お子さんの練習しやすい環境作り、そしてお子さんが練習をしたら、何はともあれ「偉いね! 頑張ったね! 上手だったよ! いい曲だね!」などと上手に褒めてあげることです。
 
「下手! 又間違った!」「練習しないのならピアノを止めなさい」など、非難する言葉は禁句です。

中〜上級になってくると、1日30分〜2時間と練習時間が必要になってきますから、ピアノに向かうことが楽しくなるような意識づくりが肝心です。お子さんが練習している時、親御さんはお仕事や家事などをしながら、いつもお子さんの練習を聞いてあげて下さい。

そして、“上手に弾けなくても簡単にあきらめない”“難しいところは10回でも20回でも挑戦する”ことを、励ましながらいっしょになって体験していってください。

これは、子どもに限ったことではありません。大人の方も、自分で自分を褒めながら、楽しくピアノに向かう姿勢が長続きさせられるコツだと思います。

日々の努力、積み重ねが大切、たとえ音感のいい方でも練習は不可欠です。上手に弾けた時の喜びを味わいながら、練習を楽しんで下さい。




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